70. 知事選と桜花賞 (1999.4.14)

都知事選と桜花賞が重なった。
当日は、朝からどしゃぶり。

東京都知事は、予想通りというべきか、石原慎太郎氏に決まる。
開票速報とともに「西新宿の石原事務所」がテレビに映る。

この事務所は、ボニートから数百メートルの至近距離にある。
駐車場だったその土地に、突如としてプレハブが出来上がり、あれよあれよという間にポスターだらけだ。
報道陣も大勢つめかけて、西新宿はずれの一角は熱気をおびた。
近くの駐車場は、いきなり「満車」だ(普段は、ガラガラ)。

もちろん、行く先々で、「石原事務所ってうちの近所」といばった。
近くに有名人の事務所が出来たもんだから、コンビニに行くついでと言っては、その前をウロウロした。
が結局、石原氏を見たことはない。石原軍団にもお目にかからずじまい。
ふむ、有名人とは、いつもどの辺にいるのだろうか?

さて、予想がつかずにワクワクしたのは桜花賞の方だ。
なにしろ、昨年のGI 惨敗記録が残っているから、なんとかここで快勝をし、スタッフ君を見返さなければならない。気合いも入る。

「え〜〜〜、また武が出るのぉ〜、ヤダナ〜」と私。
「出ないわけがないじゃないすか」とスタッフ君。
武を買うべきか、買わざるべきか悩みに悩む。
なぜ、武豊にこだわるかは、「武豊と私の相性」「武豊と私の相性---2 菊花賞」を読んでね。

皆さんは、福永祐一という騎手をご存じだろうか?
競馬ファンなら、もちろん知っているだろう。あの天才ジョキー福永洋一の息子さんだ。
なんて書くと、私もいかにもツーっぽく聞こえるでしょ(^.^)
たまたまテレビで、洋一の天才ぶりと、その後の怪我との闘いと、家族の愛に涙した。

それを見てから、私は隠れ福永ファンである(←ミーハー:スタッフ君の声)。
ということで、「ゴットインチーフ」と福永の「プリモディーネ」と、やっぱり武の「フサイチエアデール」とした。

結果は、シヤッ、シヤッ、シヤァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!
ヤッタ〜〜〜。福永の「プリモディーネ」が1着で、武の「フサイチエアデール」が2着!
嬉しいぃ〜〜。

どうだ、スタッフ君、今年の私は、ちょっと違うぜ。
するとスタッフ君は、
「だけど、オヤマさん、なんでこれだけ500円しか買ってないんですか?」だって。
他のは1000円にしたのに。ちょっとせこいのがアダになったが、そんなことはどうでもいいんじゃ。
配当は、1,940円だ。
気を良くしている。