7. 武豊と私の相性---2 菊花賞 (1998.11.8)

昨日、「武豊と私の相性」を書いた後でわかったことなのだが、武氏は、来月まで出場停止になったそうだ。
サイレンススズカに続き、武氏には申し訳ない思いで一杯だ。
どうしてかというと、こんなに武にまどわされてしまうのだから、出ないでほしいもんだ、とちょっと本気で思ってしまった。
そうしたら、出場停止だそうで、何と言っていいか.........絶句。

どうでもいい話だが、昔、23歳はおばさんだと思い込んでいた。
23歳の誕生日の前夜に「地震でも起きて、明日が来なければいい」と思ったら、本当に震度4くらいの地震が起きた。もう、こんな不吉なことを思うのはやめよう、と誓ったことを思い出してしまった。

ふ〜、気を取り直して菊花賞。
まぁ、私の予想は、だいたいが記者がつけてくれた、◎だの、○だの、△だので判断する。
あとは、ちょいと穴ねらい、なんて言っては全滅する。
ばくち好きのスタッフに言わせると、「そんなことではいけない」そうで、もっとよくデータを読むことが必要なのだそうだ。

「菊花賞は距離が長いですからね」と、そんなことを言う。
「え??? 距離??? なんじゃ、そりゃ」ってな私に、距離の大事さを説明する。
こういう話になると、やけに熱心だ。仕事でもそのくらいの情熱をかけてほしい、と社長は心の中でつぶやくのだが、その声はとどくまい。

ひと通りの説明を受けたら、頭が混乱してしまった。
距離だの、過去の成績だの、馬体重だの、父が誰で母が誰だの、なんだのかんだの。
そうして、面倒になってしまった私は、一番人気から買った。
もちろん、それは武を買ったわけで、スタッフ君はおそらく武をはずしたでしょう〜。

結果、セイウンスカイが1着で、武の乗るスペシャルウィークは、2着だった。
しかも、危ういところだった。

2着ではあるが、武を買って、武が来たのは、初めてである。
しかし、来週から、武氏は出ないそうで、複雑な気持ちは変わらない。
もし、武氏と会うことがあったら(って、そんなことあるわけないだろう)一言、わびを入れたいと思っている。