ふかひれ人気とともに、気仙沼の人気も上昇中である。
ふかひれは、中国では不老長寿の食物として珍重されているが、それが栄養学的にも判明されている。そのふかひれの漁獲量日本一が気仙沼だ。
さて、2月の終わりに私の弟(シャデ)が上京した。
事務所に寄った弟と、東京弁のスタッフ君との遭遇!
初めは、挨拶などかわす。
「Nice to meet you!」ってな感じだ。
そのうちに、スタッフ君そっちのけで姉弟の会話に白熱してしまった。
それでも、「おばあちゃんの具合はどうか?」とか「子供は風邪をひいていないか?」などのごくありふれた会話である。
スタッフ君は、会話に入るとも入らないともつかず、あいまいな微笑みをしているから、私はてっきり理解しているものと思っていた(ま、やけにおとなしいとは思ったが...)。
それから数日後、「オヤマさん、俺、半分も理解できなかったッス」と言われ、私の方が驚く。
そんなに、難しいか。
ふ〜〜む、いよいよ、きちんとやらなければなるまい。
では、初めに初級編。
気仙沼では、語尾に「っさ」とつく場合がある。
東京で言う「さ〜」と同じ要領なので、覚えやすいでしょう。
これからいきましょうか。
例えば、「秋葉原に行ってさ〜」は、「秋葉原に行ってっさ」となる。
「さ〜」のように延びない。はぎれよく「っさ(っ)」と終わる。
気仙沼は、古くから漁港として栄えた。だから、江戸っ子に通じる威勢の良さが生きている。それが由来すると思われる。
「マック買ってさ〜」は、「マック買ってっさ」と、声を出して読んでみよう!
その歯切れのよさが、伝わるでしょう〜。
おっと、注意点は、「っさ」を上げて読んではいけない。下げる。
次に「〜〜しましょう」を「〜〜すっぺ」と言う。
「インターネットしましょう」は「インターネットすっぺ」となる。
上のフレーズと続けて読んでみると、
「秋葉原に行ってっさ、マック買ってっさ、インターネットすっぺ」とくる。
これを声を出して読んでみると、どうです、なかなかいいでしょ?
次に「だけど」は「ほんだげんと」と言う。
イントネーションは、「げ」が最も高いキーで発音する。
「ほんだげんと、忙しいがらっさ、秋葉原に行ってられねのっさ」
「だけど、忙しいから、秋葉原に行っている暇はないんだ」という意味。
だんだん、通じてきたすぺ? (だんだん通じてきたでしょう?)
さぁて、前回の宿題、「はだでで、いがなくてもいっちゃ?」はどういう意味でしょうか?
は、次の回にすっぺ。これは難しいおんね(難しいもんね)。
ほんでね〜〜(またね〜〜、See you!)