気仙沼の料理シリーズが続くが、もうひとつついでに「ほしっこ」の話。
これも「和風ホテル磯村」さんのページから抜粋をご覧ください。
「ほしっこ」とは、地元ではモウカザメと呼ばれるネズミザメの心臓の刺身。 薄く切って酢味噌で食べる。 馬刺し、牛刺しほど筋っぽくなく、くせのない味と柔らかい歯ごたえが食通にはこたえられない魅力である。 気仙沼でしか食べられない、まさしく珍味であるが、地元では何故か「巨人の星」と呼ばれ、居酒屋などで親しまれている。旬は夏。 強壮剤としての働きは船乗りの中では広く知られていたが、一般に出回ることは少なかった。 「和風ホテル磯村」では、これに注目し、網元の利を活かした独自の仕入れルートを開拓し、気仙沼で初めて(ということは世界で初めて)『サメのほしっこ』をお客様に提供している。 |
「ほしっこ」の由来はわからないが、「巨人の星」が始まる前から「ほしっこ」と呼ばれていたから、別の意味があるのだろう。当時は「モウカのほしっこ」と呼んだ。なまって、「ほすこ」と言う人もいる(うちの父)。
「っこ」をつけるのは、気仙沼弁の特徴。
「飴」は「あめっこ」。「あめっこ、けらい(ん)」は(飴をください)という意味。
「ふきん」は「ふぎんこ」。「ふぎんこ、取ってけらい(ん)」は(ふきんを取って下さい)という意味。
「うどん」は、「うどんこ」だが、「うどん粉」のことではないから注意。「今日のお昼は、うどんこにすっぺ」(今日のお昼は、うどんにしましょう)。
「魚の骨っこ、取ってけらい(ん)」、もう、おわかりですね。「魚の骨をとってちょうだい」
「ほしっこ」は、「ほし」のことだが、それが「星」なのかどうかは定かではない。
ご存じの方は、oyama@bonito.co.jpまで、ご連絡ください。
さて、「磯村」の若女将は、子供の頃、ピアノ教室でご一緒した「優子さん」だ(私の方が年齢はずっと上)。
優子さんは、小さい時からかわいくて、印象的だ。
今は若女将として活躍しているなんて、すごいっす。
ふふふ、これを読んだ方は、「磯村」に行ってみたくなったっちゃ?
「磯村」に泊まって、気仙沼の珍味を食べてみよう〜。
ほんでまだね。