気仙沼の郷土料理「あざら」にさっそくのメールをありがとうございます。
情報によると、子供の頃、その独特のにおいが嫌で食べなかった人と、子供の頃から大好きだった人とがいて、ま、この辺は、好きずきなのだろう。
「白菜をくたくたになるまで煮る」のだが、この白菜は、白菜の漬け物の古くなったものを使う。白菜の古漬けでないと、あざらじゃない。
そして、「メヌケのアラ」は、身がたくさんついていては「アラでない」と、こだわりがある。
しかし、グルメ番組で取り上げられた「あざら」は、具にいいものを使っていて、地元民は、口をそろえて「そんなのアザラでねぇ〜おん」と言った(とか、言わないとか)。
「美味しんぼ」にも「あざら」が取り上げられ、その中に「吉次を使う」とあるが、それはまったくもって論外だ、というのはイサヲさん。イサヲさんの母上は、やはり材料にこだわりを持つ一人だ。
基本的に、残り物で作る「あざら」は、白菜の古漬けが出来る春先と決まっている。それで私が帰る盆・正月の料理には出ないことが判明した。
「あざら」をハンドル名にしたのは「あざら屋」さん。
やっぱり、料理の「あざら」から来ているが、他にも理由があり、興味深い。
以下、あざら屋さんのページから抜粋
数軒先まで届く調理中のクサイにおい、うかつに食べると刺さるアラのスリル、ナウシカに出てくるの最終兵器にも似たグロなルックス、それでいながらコクのあるうまさ。その「あざら的な事態」すべてが好きだったこともあります。
ついでに、一見怪獣の名前のような怪しげな響きの中にも、「a」の子音ばかりで構成される秘めた解放感があり、ローマ字で書いてみると字の並びも悪くない。まぁ、そんなこんなの理由がありました。
さて、「サメのほしっこ」を、やっぱり「ほすこ」と呼ぶのは、熊谷さん。
熊谷さんの父上は漁師で、「ほすこ」や「マンボー・アワビの肝」など、普通食べないような物を食べていたそうな。これを日本酒でキュっとやると、うまいだろうね(よだれ)。
最近のグルメ番組では、「気仙沼のフカヒレ」が有名だが、他にも現地でしか食べられないものがいくつもある。
そして、それには季節感がある。
ということは、四季折々の気仙沼を訪れて、おいしい珍味を食べでみでけらいん♪
秋はサンマ。サンマといえば、やっぱり刺身だべね。
なに? サンマの刺身を食べた事がない?
ほんで、連休を利用して気仙沼にござい(いらっしゃいませ)。
ほんでねぇ。