お散歩は、前よりは歩くようになったものの、いまだに、ちゃんと歩けずに何かがあると立ち止まっては耳をすます小太郎だ。
今日は前方に女子高校生が2人、タラリン・タラリンと歩いている。
小太郎はしっぽをブンブン振って近寄る。
「かわイ〜いー♪」と女子高校生。
「何これ? チワワ?」なんて言ってる。
「チワワです」と私。
「やだ〜、かわいいー」
(早く、歩いて行ってくれ〜)と心の声(私)。
意に反して、女子高校生はひとしきりさわったりする。
小太郎は手をペロペロなめさせてもらったり、キャーキャー言われてご満悦。
おやつのガムを与えると、それを取られないようにしっかり握って噛んでいる。
私が、ジッと見ようものなら、警戒して全身を固くする。
「そんなもん、取らね〜よ」と言うが、通じてない。
そんな時に、ちょっとでも小太郎に触れようものなら「ウ〜」「ギャ!」とおたけびをあげる。油断すると流血騒ぎになるだろう。
これは本能なんだろね。どうしたもんだか。
私との服従関係はいまだに確立出来てないが、餌さえあれば、きちんと出来たりする。
餌を容器に入れて、「待て」と指示する。
餌を見ると「待て」している。
餌の容器をテーブルに置いて、私はご飯を食べたり、コーヒーを飲んでくつろぐ。
数十分の間、小太郎はジッとして待っている。
あ〜あ、わずかなくつろぎの時間だなぁ〜。
いまだに出来ない「ふせ」の特訓を強化することにした。
テレビで見た通りに、餌を手に持って「おすわり」と指示。餌を下に持っていくと、小太郎もつられて自然に「ふせ」の状態になる。ここで、すぐに餌をあげていたのを、数秒程度待たせることにした。
最初は、「すぐによこせ」的な態度だったが、少し待つようになった。
水曜日放送のNHK教育テレビ「趣味・犬は大事なパートナー」は最終回だった。
小太郎は、途中から内容についていけてないが、とても参考になった。1年じゅうやって欲しい番組だ。
ビデオに録っていたのをみる。「商店街を犬と一緒に買い物」ってなことがテーマ。そんな日が来るんだろうか...(遠くを見る目)。
「犬が人に飛びつくのは服従関係がきちんと出来てない」んだそうだ。
私が家に帰るや、小太郎は私に飛びついてのお出迎えが恒例となっているが、これはやめさせなければならない。
本日も小太郎の吠える声で目をさます。
6時過ぎるとカラス&小太郎でうるさい。
しょうがないので、朝から散歩。
近所の神社の木の上にもカラスがいて、そこでも「ガーガー」言ってる。
羽のバタバタする音にも小太郎はおののき、早々に帰る。
お彼岸に入ってから、周辺にカラスが多い。
朝から、騒いでいる。それで小太郎も早起きして、一緒に吠えてる。
うるせ〜。
涙焼けがひどくて、目のまわりが赤くなってしまった。
獣医さんから「目薬をさしてみてはどうか」と言われたので、買って来てつけてみる。
まずは、右目。
小太郎は、目薬の容器を見て「なんだろ?」って顔してるうちに、タラリと一滴たらした。
「クハ」ってな感じで、嫌がる。
次は、左目ってのに、嫌がるので、ほっぺにたらしてしまった。
小太郎、のたうちまわる。
押さえ込んで、やっとのことで、左目にたらす。
小太郎、暴れまくる。
もう終わってるって。しまいには足に噛み付くし。
今夜は3度目のシャンプーをする。
「4か月過ぎた頃から歯が抜け始める」らしいが、小太郎の歯は、ビクともしないよな〜。口を開けて歯のチェック。
すると、上の前歯(小さい歯)が1本、グラグラしていた。
へぇ〜〜〜 小太郎の歯も抜けるんだなぁ。
むむむ、でも、小太郎は歯を食べてしまいそうだ。
ちゃんと口から歯を出すだろうか?
2晩、留守にしての帰宅。
ドアを開けるや「ワン!」と吠える小太郎。
そして、ヒシっと抱き合う2人。帰ったゾ、小太郎やい。
すぐに散歩に行く。なかなか歩かない。
ゴミをあさってる浮浪者らしきおじさんから
「チワワかい?」などと声をかけられる。
「へ〜、4か月。4か月にしちゃ、大きい方だろ?」と言われる。
やっぱ、小太郎はデカイんだな。
あっちへフラフラ、こっちへフラフラしながら、散歩して帰る。
そして二人は爆睡。
実家に用事があり、小太郎を置いて旅に出る。
今回は、部屋に餌をあげに来てくれるサービスを頼む。
小太郎、しばしの別れじゃ。
降りるのがこわ〜い。
それなのに椅子にあがっちゃう。。。
椅子の上から「降ろしてくれ〜」と吠える。甘えているんだな。
しょうがないので、雑誌で階段を作った。もう恐くないはずだが...。
北海道の蒲田さん(いつもお世話になっています)から、励ましのメールをいただいた。がんばりまする。
ってことで、本日も「待て」の特訓中。
餌があれば、いくらだって待てる(ようだ)。
しかし、餌がなくては、ちっとも待てないんだよね〜。
NHK教育テレビ「趣味・犬は大事なパートナー」では、「犬の社会性」についてやっている。
小太郎は、先々週の「ふせ」も出来ないし、先週の「待て」も出来ないが、番組はドンドン進む。
散歩途中で犬とすれ違う時、どう対応すればいいのか?
飼い主である私もわからない。
その接し方をやっていた。参考になる。
小太郎は、大きな犬が来るとビビるが、自分より少し大きいくらいの犬には、しっぽをブンブン振って近寄る。
近寄るけど、いざ接する程近付くと、ビビって後ずさりする。
まだ、他の犬に接触できていないんだよね。
昨日、小太郎に噛まれた指は痛々しく見える。
実際問題、痛いんだけど(泣)
今日の小太郎は、やけにイイやつで、「ダメ」と言えば従う。
噛みそうになっても、首ねっこを押さえ、マズルをちょいと押さえれば、おとなしくしている。
小太郎にガブリと噛まれ、流血の大惨事となってしまった。
それまで2人は仲良くやっていたのだが、小太郎が雑誌の裏表紙を食べている。まだ口の中でモゴモゴと噛んでいるから、口を開けて出そうとしたら、
「ウギャッ!」と吠え、指をガブリ。
「痛い!」たら〜り(血)。
そして、血が1滴、2滴、3滴と、フローリングの床にたれる。
左手・親指の爪をやられた。それをティッシュで押さえ、「ダメ」とガナる。
小太郎は、血にビビリ、私の声にビビり、呆然としている。
私も自分のふがいなさに、呆然となってしまった。
その後、しばらくは小太郎をサークル内に入れる。
小太郎は私にただならぬ様子に殺気を感じたようでおとなしくしている。
少ししてからサークルから出してやると、足や手をペロペロとなめてる。
「ごめんなさい」ってあやまっているようにも見える。
しかし、これではいかん。これからは厳しく行くゾ。
小太郎ヤイ、ご覚悟を。
ふと気付くと、エレベータには私たちだけが乗っている。
すると突然、唇を奪われ、熱いくちづけをかわす。
「あれれ〜・こんなところで」
「ペロン・ペロン」
小太郎君、少しは場所をわきまえておくれ。
今日もルンルン散歩に出かける。
路上で、茶髪のお兄さんが座って携帯電話をかけている。
小太郎は、しっぽをブンブン振りながら、近寄る。
携帯のお兄さんは、口笛吹いて、小太郎を呼び寄せる。
「ん。犬。チョ〜かわいい犬がいるんだよ」電話の相手と話している。
「犬に近寄ってるとこ」と実況中継しながら、小太郎に一歩、二歩と近寄る。
小太郎は差し出された指をベロベロなめる。
「今、なめられてる」なんて言ってる。
私、「すみません」と言いながら、小太郎を引っ張る。
小太郎は、何度も振り返りつつ、その場を後にする。
やっぱ、こいつ、人気モノかも。
そして、やっぱ、こいつ、誰にでもついていくかも。
勝手にドッグラン(リードをつけずに犬を自由に歩かせること)している神社に向かう。もうすぐお祭りなので、路上にちょうちんが並んで明るい。
「猫のいる路地」に差し掛かると、子猫が2匹、物陰からこちらを伺っている。
呑気モンの小太郎は、それに気付かずに落ちてる葉っぱや、玄関先の植木鉢の匂いをかいだりしている。
神社には、ちょうちんがぶらさがっていて、その光が辺りを照らす。
盆踊り用の舞台も出来ている。
「小太郎や、きれいだね〜」と言いながら、リードをはずす。
小太郎は、おもいっきり走り出す。
すると、小太郎の背後に猫。
デカい。さっきの子猫のお母さんか?
それが、小太郎の背後にピタリとつける。小太郎、気付かず。
私が「小太郎・おいで〜〜〜!」と絶叫する。
その声で、殺気を感じた小太郎は、ふと後ろを振り返り、次の瞬間「キィヤァァアアア〜〜」と若いお嬢さんのように甲高い、黄色い悲鳴をあげて、死物狂いで逃げる。猫も追いかける。
「キャ〜!」
私が小太郎を抱きかかえて、「大丈夫、大丈夫」と落ち着かせる。
小太郎は、こわがって震える。
猫は私の姿を見ると、それ以上は近寄らない。
「大丈夫だよ」と言いながら、小太郎を抱いて神社内を歩く。
猫が遠くからこちらを見ている。
でも、見ているだけで近付かない。しばらくはお互いに様子を見る。
今日は自由に走らせるのは無理だ。
リードをつけて少し歩かせる。
すると、次の瞬間、猫が小太郎めがけて猛突進して来た。
小太郎は、また黄色い声で「キィヤァアアア〜」と絶叫する。
それから一目散に神社の境内を出る。
出たところで、後ろを振り返ると、猫は少し離れてはいるけれど、それでも、こちらに付いて来る。
それを見た小太郎は、あとは一度も振り返らずに、一目散に家路を走る・走る・走る。
あ〜・恐かったねぇ。
しかし、おめーは犬だべ。猫に負けてどーする。
狂犬病注射のために病院に行く。
病院では、大きな犬が暴れている。
飼い主さんは、先生から「暴れないようにするための指導」を受けている。
犬は、先生の言うことはよく聞く。
けれど、飼い主さんの言う事はきかないようだ。
「毅然とした態度で接してください」と先生から注意が入り、おもわず、私も「はい」と言ってしまう。いずこも同じ。
小太郎の体重は4か月にして、早くも2.3kgになっていた。
チワワにしては、かなり大きい。まだまだデカクなりそう〜。
ワクチン注射と違って、狂犬病注射は一瞬にして終わった。
小太郎が「ギャ」と一声あげて、はい、おしまい。
先生に「噛み癖をなんとかしたい」と相談すると、
「どのくらい噛みますか? 甘噛みですか?」と聞かれたので、
「この手の、これもこれも噛まれたんです」と傷だらけの手を見せると、
「それはひどい。これではダメです」と注意され、
「噛まれたら、こうする」と、小太郎の首のうしろを左手でガシリとつかみ、右手で鼻のでっぱった部分(マズル)をつかむやり方を教わる。
その姿勢で1分くらい、じっとさせる。
「暴れても手をはなしてはいけません」とのこと。
「手を離すと、犬は優位に立ったと思う」そうだ。
小太郎はすでに上だと勘違いしているんだよな〜。
先生に首の後ろをつかまれマズルを押さえられた小太郎は、おとなしくジッとしている。
「この姿勢は犬にとっては痛くも何ともないんです」と先生は言う。
「この姿勢自体が服従という意味を持つ」そうな。
「早く、噛む癖を直さないと、もっと力がついてからでは直らないですよ」と優しい先生からピシャリと言われ、事の重大さに気付く。
きちんとしつけなくては。
本日は、5,150円(+消費税)なり。
「散歩」って言葉がわかるらしい。
リードをつけて「サンポ」と言うと、トットと玄関に向かう。
やっと2人は散歩らしくなってきた(と思う)。
家に戻るや、本日は2度目のシャンプー。
前回で様子がわかったのでサッサと洗う。
小太郎は気持ち良さそうにしているが、顔に湯がかかると、「プヘッ」てな感じで、顔を左右にブルブル振る。
「目を閉じて」って言葉が通じるといいのだが。
シャンプーは問題ないが、ドライヤーで乾かす時が一番大変。
逃げるのを押さえつけて乾かす。
ちょっと半乾きだが、あとは自然乾燥にする。
小太郎の毛は、すべすべで気持ちいい〜〜〜♪
だんだん、トイレシートから離れたところにしてしまうようになった。
なぜなんだ〜〜〜?
どうしたら、トイレシートにおしっこしてくるのか?
(ウンコはトイレシートでやれるのだが)
昨晩の雷で興奮したのか、朝6時には吠え出した。
おいおい、あたしゃ、2時間しか寝ていないゾ。
昨日は雨で散歩出来ず、中一日あけての小太郎は神社内を狂ったように走り回る。
う〜ん、子犬なのに、こんなに走っていいのかな?
夜、雷が鳴り響いた。
少し、窓を開けていたので、部屋に響き渡る。
小太郎ビビる。
小太郎は、抱くたびにズシリと重い。
むむむ、2.4kgになってるようだ。もうそのぐらいでいいべ?
ピョンピョン跳ねるから、足は筋肉質。チワワらしくないワイルドな小太郎だ。
3か月を過ぎたあたりからトイレが出来るようになったと喜んでいたのに、ここに来て、さっぱりダメ。なぜ? どうして〜〜???
トイレシートに前足は入っている。
しかし、お前、後ろ足は、まだ床にあるべー。
そして、床にシャー。
本人は出来ていると思ってるらしいから、しかるわけにもいかない。
NHK教育テレビ「趣味・犬は大事なパートナー」では、「待て」と「来い」をやった。
先週の「ふせ」も出来ないのだが、番組はドンドン進む。
ちなみに小太郎は、私の「おいで」には反応してやって来る。
部屋の中では、「おいで」を言わなくても、勝手について来る。
子分のようだ。
が、小太郎は、私のことを子分だと思ってるんだよなぁ。
前に椅子からころがり落ちて、しこたま頭を打って以来、高いところから降りるのが恐くてしょうがない小太郎である。
私のパソコン椅子に平気で上がっちゃうのに、降りられない。
降りられないくせに、しょっちゅう上がる。
そして、「降ろしてくれ〜」と吠える。なんツーか、えらそうに吠えるんだよね。
小太郎は、本日、生後4ヶ月目に突入した。
快食、快便、快眠。そして噛む、唸る、吠える。
チワワには多いらしいが、小太郎も涙焼けがひどくなり、目のまわりが赤くなってしまった。
ドッグフードが合わないとそうなる場合があるらしい。
ドッグフードをよりナチュラルなものに変えてみた。
結果、前よりもひどくなった。
ドッグフードは3つ目を試しているが、一番最初の、一番ナチュラルじゃないやつ(一番安いやつ)が、涙焼けが少ないというのは、なんとも皮肉。