80. やっぱり天皇賞は (1999.5.7)

新緑がまぶしい。
五月晴れの天皇賞は、さわやかな春の香りがする。

ゴールデンウィークだから、「オヤマさん、早く決めてくださいよ」とスタッフ君から催促の声。
あれこれ悩む私。
今回は、メジロブライトから流そうかと考えている。
根拠? そんなもんはありません。勘です。カン!

「メジロブライトとスペシャルウィーク」と私。
すると「え〜〜〜? そんなかたいの買うんすか?」とスタッフ君。
「いい〜〜じゃない」と反論する。しかしオッズを見ると、たしかにつまらない。

ちなみにスタッフ君は、1番人気や2番人気のかたいのは買わないことにしているらしい。
そんなのを当ててもしょうがないんだそうだ。

「じゃぁ〜、メジロブライトとローゼンカバリンにするわ」と私。
「え〜〜〜?」とまたまたスタッフ君。「ローゼンカバリーなんて、良くないっすよ」と言い出す。
「カバリン」なんておもしろい名前じゃない?」
「オヤマさん、カバリーです。ンはつかない。リーとのばす。」

スタッフ君は、セイウンスカイから流すらしい。
データを見て、あーだこーだとうんちくを述べている。
それを聞くと、もっともなような気がしてくる。

う〜〜む、迷う。迷ったあげくに「メジロブライト・セイウンスカイ・マチカネフクキタル」に落ち着いた。
するとスタッフ君ったら、「ローゼンカバリー」を買っているではないか。
「なにぃ〜〜」と言うと、
「これが来ると、結構おいしいっすね」だって。なんだかなぁ〜〜。
スタッフ君が買ったのが来ると、20万円くらいになるらしい。「ククク〜〜何を買おうか」なんて、とらぬタヌキだわいな。

そして、結果は、「なによぉ〜〜〜!!!」
私が第一印象で言った「メジロブライトとスペシャルウィーク」が来たじゃないかい。
どうしてくれる!!!

スタッフ君いわく「他人の言葉を信じてはいけません」だって。