67. 本格派・気仙沼弁---6 (1999.4.5)

「本格派・気仙沼弁」シリーズへの反響が大きくて、驚いている今日この頃。
気仙沼弁が読めない皆様用に音をつける計画はあるが、もうちょっと先になるので待っててね。

さて、「めんこい」は、かわいいという意味、というのは一般的だ。
その逆は何でしょうか?
東京弁の「かわいくない」と同じように、「めんこくない」という言い方も正解。

もう一つ、「めぐさい」と言う強烈な言い方がある。
「ぐ」は、鼻から抜ける「ぐ」で小道具の「ぐ」と同じ。強い「ぐ」、グッツの「ぐ」ではない。
では、発音してみましょう「ハイ・めぐさい」。
男言葉で「めぐせ〜」という場合もある。「寝ぐせ」と聞き違えないよう、注意しよう。

目が臭いのかどうか知らないが、「あんだぁ〜、めぐさいよ〜」と言われたら、ちょいとショック。
子供のいじめ言葉としても活用された。

いじめ言葉は他にもある。
「ほでなし」は、東京弁のバカ、大阪弁のアホ、のような効力がある。
「ほでなし」の活用形で「ほでね〜〜〜」といういいまわしもある。
良い子は、まねをしないでね。

さて、おたよりコーナー。
気仙沼のFさんから「あらがだを取り上げて下さい。」
オオ、これはいい言葉です。
次回は、「あらがだ」をやるね。出来る人は、予習をしてきて下さい。
ほんでね〜〜。

つづく...