決まったね。小泉総裁。
ところで、昨年、この小泉純一郎という人を歌舞伎座で見かけたことがある。
私が歌舞伎座に行くのは、土曜か日曜と決まっている。
その日は、人気演目の日曜日ということもあって歌舞伎座はかなり混んでいた。
その中にあって、きちんとネクタイをしめたロマンスグレーの小泉さんは、やっぱりちょっと目立っている。
私は、「何? 選挙活動の一環なの?」と冷ややかに見てた。
歌舞伎座に代議士が来ているのは、とても珍しいから。
これ見よがしに歌舞伎座に来たって、人気取りにはならないわよ。フンって感じで遠くから見ていた。
歌舞伎は、合間に休憩が2度入る。
この休憩を利用して、食事をいただいたり、歌舞伎座みやげを買ったり、次の出し物のカタログを眺めたりと、歌舞伎ファンならでは過ごし方がある。
この過ごし方を見れば、歌舞伎座に慣れた人か、不慣れな人かはすぐわかる。
あれ、この小泉さんという人
「ひょっとして歌舞伎が好きなの?」
歌舞伎ファンらしき行動が意外だった。
それから少しして、小泉さんは歌舞伎座のイヤホンガイド25周年のカタログの表紙を飾った。
あら、やっぱり歌舞伎が好きなんだ。
と思っていたら、今回の総裁選出馬とともに多彩な趣味が列挙してある。
そこに「歌舞伎が好き」って、いやこれは、ホントに好きなんだと思う。
そんなことに親近感を覚えたりする。
それにバツイチってあたりは、おもいっきり親しみを感じるよね(って、それは偏見?(笑))