169. 気仙沼線の旅 (2000.8.11)

いつもの夏は、最悪な帰省ラッシュ日に、性懲りもなく実家に帰る私だが(もちろん自由席・ほとんど立ちっぱなし)、今年ばかりはちょいと違う。

なんせ、7月に成田エクスプレスを予約するついでに帰省用の切符も買っちゃおう〜ってんだから気が早い。
ところが、「え? もうないんですか?」(これ、7/13日の会話よ)
「はい。土曜日の東北新幹線はもういっぱいです」ガーン・やっぱ、ダメじゃないか。
「ところで金曜日は?」
「金曜日なら大丈夫です(笑顔のJR職員さん)

「それを一枚・そして気仙沼線・黄金街道グラシア号を1枚」
「なんすか?それ」(←これ、JR・新宿窓口の人よ)
「臨時列車なんです」(←これ、お客の私)

そうなんだ。この時期だけ(記憶があいまいだが、8月上旬のわずかな数日間だけ)走る臨時列車、それを予約してみた。
これが快適!
指定席の510円を追加料金するだけで、こんなに快適な旅が出来るなんて。
3両編成すべてが指定席。
シートは、3列のみのゆったり空間。
前後のシートの感覚もゆったりしていて、椅子を後ろに倒す時も、まったく後部の人に影響なし。


まるでビジネスクラスだよね


列車の一番前の車両には、こんなスペースもあって、くつろげる。

運転手わきの、この子の右隣の椅子に座り、おおはしゃぎだ!
この椅子に座って見えるのはこんな景色
気仙沼線はトンネルが多いが、
それも、ここから見てるとスリルがあって楽しい

志津川駅を過ぎたあたりから、右手には海が広がる
太平洋だぜぃ!

一番前にVictorのカメラが設置してあり
各車両のモニタに映し出される

先日、JALの国際線でも感激した「外・前方の景色」
運転手になったようで気分がいい

この臨時列車「黄金街道グラシア号」は、本日までの運行で、明日からの「最も混む日」は運行しない。
途中で、何度か一次停止がある。
本来のダイヤを邪魔しないように、そっと走ってるってわけ。
だから、急いでる客が多い日には不向きかな。

今日のように「のんびりムード」の客を乗せた「グラシア号」で、オヤマは、すっかりいい気分。
たった1日ずらしただけで、こんなに快適な旅が出来るならば、休暇も有効につかいたいもんだね。