157. 殺人事件が多いよね (1999.11.28)

古畑任三郎は好きな番組で、音楽も好きだから、Vol.3まで3枚もCDを持っている。
西村京太郎シリーズは、スタッフ君が好きで、本を借りている。
阿刀田高は、好きな作家だ。
子供の頃は、アルセーヌ・ルパン全集を気仙沼図書館から借りて読破した。
ってなわけで、結構、推理小説は好きなんだ。

だけど、現実に、こんなに殺人事件が起きるとは、驚く限りだ。
しかも、ごく普通の主婦が殺人を犯したりするんだから、その精神状態はどんなことになっているんだろうか? そこまで追い込まれるのは、他に憂さを晴らすすべがないんだろうね。

先頃、起きた殺人は、普通の主婦が園児を殺害したのだが、ニュースキャスターが「お受験」という言葉を使うのには、参った。普通に「幼稚園受験」とでも言えばいいのに、なにが「お受験だ」。そんな言葉を使ったりするから、母親達が舞い上がるんじゃないのか?

とまぁ、受験と無縁な世界で生きてる私の言葉には説得力がないから、この辺にするが、やっぱりSONYの盛田さんの話ならば、皆も聞くだろう。
そこで盛田さんの「学歴無用論」を読んでいる。

本の中で盛田さんは、「学歴無用が誤解されて学問無用を称えたと思われることがあったが、これは私の本旨ではない」としている。
なるほど、そうだな。学校に行かなくても学問は出来るしな。

学問には、いろいろな種類があり、はたして学校で教えるものだけが学問ではない。
オヤマ家は、代々、商家だ。
すると、こういう教育になる。
「あんまり頭が良くなると、商売が下手になる」
だから、学校の勉強はほどほどで良しとされる(^-^)
それよりも、男は、商売なんだな。で、女は、家を守るわけだ。
(ただし、必ずしも教育がうまくいくとは限らず、現にオヤマは、家を守る方向に向いてないわけで.......)

商売で必要な事は、機転が利いて、世の中の流れをいち早くキャッチする。
何が売れるか、売れないか。
学校の授業では、そんなことは教えない。

しかし、商売は難しくて、倒産をすると夜逃げ同然で出て行くこともある。
親戚のそれを見送りに行くと、皆がすすり泣きをし、子供心に悲しみが伝わる。
いいことばかりじゃないんだ。

最近は、ベンチャーを育てる会なんかが盛んで、学校の教育にも取り入れていくらしいが、私は、ベンチャーを必要以上に持ち上げてはいけないと思う。
やっぱり、失敗をすれば、家族ともども路頭に迷うわけで、それにうち勝つ精神力をつける必要がある。

だから、つまらない事にクヨクヨし、殺人までやりかねない親のもとで、神経をすり減らしながら生きていては、ベンチャーを育てることは出来ないんだ。

まずは、精神的な事を、どこで覚えていくのか、学んでいくのか、大人も子供も考える必要はあるな。
(今日はちょっとえらそうだね)